【採用PR動画×インタビュー記事】の二刀流で飛躍的に採用効率を上げる!
こんにちは。Webエディターの宮川です。
4~5月は初々しい新入社員を街中でよく見かける時期です。採用ニーズは業界や業種によって異なりますが、経営者や人事担当にとって採用にまつわる悩みは尽きないことでしょう。そこで人事担当の方にお聞きします。「採用に苦労していませんか?」
「うちは優秀な人材の応募が殺到しているので、まったく困っていませんよ」という方は、そっとページを閉じてください(笑)。
「優秀な人材が欲しい!」と思って求人広告で募集をかけても、「思ったように応募がこない……」「採用してもすぐ辞める……」など大手企業と比べ、中小企業の人事の方は採用に苦戦する傾向にあるかと思います。そんな中、中小企業でも優秀な人材の採用率を上げるため注目されているのが採用PR動画です。
今回は、「採用PRを通じて自社の魅力をどのように伝えていくのか」「どういったコンテンツなら求人効果が期待できるのか」に悩む人事担当に向けて、採用PRの活用術、さらにプラスして社員インタビューを絡めることによる相乗効果についてご紹介していきます。
今回の記事は、下記のようなお悩みやご要望を持つ方に読んでいただきたい内容です。
- 求人広告を出しても応募者が少なく、採用コストが見合わない
- ミスマッチがあり、採用した人材がすぐに辞めてしまう・定着率が低い
- 競合他社と差別化をして、優秀な人材を効率的に確保したい
採用サイトに外せない要素は「社員の生の声」
新卒採用、中途採用専門サイトを制作する企業は年々増加しています。リクルートコンテンツは、企業と学生または転職者をつないで多くのエントリーを獲得するために、採用サイトは非常に重要なコンテンツです。
採用サイトを作る際、必ず盛り込むべきなのが「社員インタビュー」のページと言われています。求職者が気になるのは、企業の成長性、事業内容、社長の経歴よりもむしろ「自分が社員になったときにどんな仕事をして、どんなやりがいを感じるか、どんな成長ができるか」ということです。求人募集要項だけでは見えてこない「リアルな職場」は、社員の生の声からしか得られないと言えるでしょう。
社員インタビューは読み物として発信するのがベーシックで、事業部や肩書きごとにカテゴライズされたり、新卒と中途と入社タイミングで分けられたり、活躍するフロントマンなど人物でフォーカスされたりと企業ごとにバリエーションがあります。
採用PR・ブランディングとはなにか?
採用PR動画の効果やメリットの前に、採用PR・採用ブランディングについて整理しましょう。
採用PRとは
採用手法のひとつで、新卒・中途での人材獲得に向けた広報の取り組み全般を指します。基本的には自社メディアやSNSを利用して、自社の魅力を社外へ発信。自社について深く認知してもらうことで従来の採用手法(求人媒体や紹介会社の募集)で応募してきた求職者よりもマッチング度が高い採用につなげる狙いがあります。採用PRによって入社した社員は、入社後の定着率、活躍度が高いとして、中小企業が最も注目している採用手法です。
採用ブランディングとは
自社ブランドを採用活動において発信することです。マーケティング戦略の中でも採用目的に特化したブランディングであり、求職者の認知向上を図るための採用メッセージの統一・発信を行います。採用PRは、採用ブランディングの中の手段のひとつです。
採用PRは、将来ともに働く仲間になるであろうターゲット層に熱心なファンになってもらうための関係性を構築する手段といえます。
動画で訴求できる「企業のリアル」
採用PRのコンテンツのひとつに「動画コンテンツ」があります。動画は文章よりもリアルに企業の魅力を伝えられるメリットがあります。次の3つのポイントを発信することで採用ブランドの向上が期待できます。
・仕事のやりがい
なぜ働きたいと思うかの動機づけには、「どんなやりがいがその会社で得られるのか」が大事になります。社員の仕事風景やインタビュー動画を通して「なぜ入社を決めたのか=やりがいをどこに感じたか」を求職者に伝えることができます。
・社風や文化
会社のカルチャーにフィットした人を見つけることも、離職率を下げることに貢献します。仕事内容やネームバリューでは見えてこないのが企業の社風。社内の環境や価値観、どんな考え方で経営しているのかをよりダイレクトに伝えることができます。
・理念やビジョン
社員に自社のことを理解し、同じ未来を見て仕事に励んでもらうために必要な「経営理念」や「ビジョン」は、インナーブランディングにおいて重要な要素です。社長が自ら理念やビジョンを語る動画は訴求力があります。
社員インタビュー動画のメリット
採用PRを目的とした動画コンテンツには、イメージをメインとした「CMタイプ」や存在を知ってもらいたい意図がある「コメディタイプ」、社員の仕事風景をリアルに伝える「ドキュメンタリータイプ」などがありますが、自社の社風や働く人の声を伝えるのにうってつけなのが「インタビュータイプ」です。
求職者にとって知りたいことのひとつに「実際に働く人の生の声」があります。新卒であれば会社説明会などで担当者と直接会って話を聞けるチャンスもありますが、中途の場合は面接まで顔を合わせるタイミングがありませんし、地方にいる人は首都圏で開催される企業説明会には参加できない場合もあります。
入社を希望する企業にはどんな社員がいて、どうやって働いているのか、どんな社風の中で働くのかという点を、社員自身に語ってもらうことで深く理解してもらえるというメリットがあります。
【動画事例】社員インタビュータイプの採用PR
ここでは、社員インタビューの採用動画事例をご紹介します。
①ニンジニアネットワーク株式会社
愛媛県伊予市に本社を置くニンジニアネットワーク株式会社の採用PR動画は、ママ社員のインタビューを採用しています。育児と仕事の両立は、働くママ世代にとって永遠のテーマ。ワークライフバランスを実践している社員のインタビューを通じて、育児中のママ社員が活躍できる環境とキャリアパスを用意している企業の魅力が伝わってきます。
②クックパッド株式会社
クックパッド株式会社の採用PR動画は、さまざまな部署で活躍する人のインタビューをテンポよく見ることができる構成になっています。インタビューの合間に挟まれるキッチンスタジオで料理を楽しむ様子から、同社のミッションである「毎日の料理を楽しみにする」が社内に根付いていることが伝わってきます。
③株式会社NTSロジ
https://mil.movie/case/256.html/
物流業界のエキスパートである株式会社NTSロジは、動画再生中に画面をクリックすることでアクションを起こすインタラクティブ動画を採用PRに活用しています。オープニングの15秒間は企業のイメージを伝え、動画後半で「TAP」を押すと個別インタビューに動画が切り替わります。
動画と記事のセットなら自社PR効果は倍増!
社員インタビューが自社の魅力を発信するのに効果的なのは、社員1人ひとりのストーリーを通して、リアルな職場像を伝えることができるからにほかなりません。
記事だけでなく動画コンテンツと合わせて発信することで、ビジョン、文化、社員の空気感、カルチャーといった企業の特色を多角的に伝えることができます。動画は記憶や印象に残しやすく、記事では社員の想いや考え方、熱意を可視化することができ、効果的に自社のアピールができるというわけです。
- 動画で伝えるもの 「雰囲気」「声」「話し方」といった表面的な情報
- 記事で伝えるもの 「考え方」「マインド」「熱意」「想い」といった深層的な情報
社員インタビューをコンテンツ化する際は、採用PR動画とともにインタビュー記事も合わせて制作することをおすすめします。企業のイメージや働く人の姿を動画で発信し、文章でじっくり理解してもらうことで、共感した求職者が応募してくる確率が高くなります。
品質の高いコンテンツづくりはプロに依頼するのが有効な方法
自社で採用サイトを作る企業が増えているものの、通常業務と兼務しているためクオリティー管理や制作には負荷がかかります。また、求職者に刺さる動画やライティングを発信するコンテンツマーケティングの知識も浅く、どこから手をつけていいかわからない人事担当もいるでしょう。ターゲットにどう企業の魅力を伝えるかがふわっとしたままで「あとはよろしく」と丸投げされるケースもあるかもしれません。
「仕事を探しているけどマッチする会社が見つからない」「内定をもらったが他に良い会社がないか迷っている」というターゲット層に、自社を認知してもらいファンになってもらう採用PRには、コンテンツマーケティングもノウハウの結集が不可欠です。インタビュー動画や記事制作は、コンテンツ作りのプロにお願いするのが有効な方法です。「高いクオリティーの担保」「アウトソースできるためコア業務に集中できる」といったメリットが挙げられます。
また、インタビュー記事と動画制作を別々の会社に依頼すると、各担当者とのやり取りに時間を取られたり、品質の統一化に苦労したり、コストがかかったりする可能性があります。ライティングと動画撮影を一緒に依頼できる制作会社に任せれば、こうしたデメリットを回避することができます。
【まとめ】
動画コンテンツを活用すれば、企業の経営理念や社内風土、働く社員のやりがいなどに共感してくれた求職者を効率的に集めやすくなります。採用PR動画を軸にした、効果的な人事戦略を検討してみませんか?
弊社では、ライティングはもちろん、インタラクティブ動画制作も含めた総合的な採用ブランディングにおけるコンテンツ制作をご提供できるチーム体制があります。採用ブランディングを活用したい、採用PRを検討していてコンテンツを作りたいと考える人事担当の方は、ぜひお問い合わせください。
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