マニュアル動画・ハウツー動画で
均質な業務とコスト削減
新しいスタッフが入ったとき、業務内容や社内のルールなどをレクチャーした経験が一度や二度はあるのではないでしょうか。昨今の人材不足・人手不足といわれている状況で、効率的に業務理解を促すことは重要です。
教育係は入社して日が浅いスタッフに受け継がれることがよくあるケースだと思いますが、人が変わると伝え方も変わりますし、伝える内容が増減したりなどばらつきが出てしまいます。足らなかったり間違っている部分を、その都度別の先輩社員が教えたりすると「教える側」と「教えられる側」の双方にとっても、想定していた教える時間が増えたり、各人の仕事に集中できないなどのデメリットがあります。
マニュアル・ハウツーとして標準化・体系化された情報があれば、業務の質を一定に保ちつつ教える側のコストも削減できそうですが、マニュアルの伝え方と読み手のただ読む・見るなどの消極的な態度や行動という視点においても、理解に差が出てしまいます。
これを解決するために、分かりやすさを最大限に高めるための「動画」、またユーザーの能動的なアクションを起こさせるための「インタラクティブ(相互性)」という要素に注目してみましょう。
マニュアル・ハウツーの内容を伝える主な5つの手段
マニュアル・ハウツーといえば、印刷物やPDFを想像することが多いかと思います。その中身は文章や写真、図を駆使して、分かりやすさに配慮したマニュアル・ハウツーが作成されています。ここでは、よく利用する説明のための手段について、それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。
①文章
詳細まで説明できますが、細かく説明すればするほど文章量が増えて理解するのに時間がかかったり、集中力が続かなくて理解度が落ちてしまいます。
②写真
写真に含まれる情報量は文章よりも多くなり、直感的に短い時間で内容を理解できますが、動きのある説明には不向きです。
③図やフロー
伝えたい要点や業務フローなどを視覚的に伝えることができるので、全体像や概要の理解はしやすいですが、詳細を説明することは苦手です。
④印刷物
持ち歩く必要がある場合はサイズに注意する必要があり、多くの情報を携帯するには不向きなことがあります。
⑤スマホやタブレットなどの電子機器
携帯には向いていますが、スクリーンが小さいと詳細の確認が難しい場合があります。
動画をほかの手段と比較してみる
この記事の冒頭で、わかりやすさを最大化するために動画をおすすめしましたが、動画の伝える力についても整理したいと思います。
ただのテキストと動画を比べるとどちらの方が情報量が多いかは歴然だと思いますが、James McQuivey 博士によると、1枚の写真が1,000文字の情報量があると仮定すると、1分間の動画は1,800,000文字の情報量に匹敵すると発表しています。
また、ラーニングピラミッドという学習の定着率という視点においても、「視覚と音声」は「読む」よりも優れています。
インタラクティブ(相互性)による当事者意識
双方向、すなわち動画発信元と受け取るユーザーそれぞれが対話をするような形式で、動画を自分自身の意志で操作・選択してストーリを進めていくものです。
海外の採用に使われた以下の動画では、トラブルを起こしてしまったときにどう対処するかを3つの選択肢から選ばせるというものです。ただ、映像を見ているだけだと飽きたり、内容が頭に入らないことがおきますが、インタラクティブ動画の場合は自分の選択がどういう結末になるのかが気になって、集中して閲覧できます。
動画活用のデメリット
動画は通常、映像と音声で成り立っていますが、活用シーンによっては音声を再生することがまわりの迷惑になるなどで、適切な手段にならないこともあります。しかし、音声なしでも内容が伝わるインフォグラフィックなどを活用することで、動画のメリットを活かすことは可能です。
マニュアル・ハウツーとして効果的な手段を選びましょう
マニュアル・ハウツーが必要になったときは、「何のために」「誰が」「いつ」「どこで」活用するかを考えると、最適な手段にたどり着くことができます。
そして、動画を活用することが可能な場合はインタラクティブ動画にすることで、さらなる理解や記憶の定着も期待できます。
また、これまでの動画と違って、選択肢をクリックした回数など定量的な計測をすることができ、分析にも活かせますし、操作できる動画という話題性がPRにつながる可能性もあります。
弊社は専門の動画クリエイターを抱えているので、高品質でストーリー性の高い動画をご提供することが可能です。また、インタラクティブ動画を配信できるサービスもご用意していますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
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