学習塾の知名度・認知度を上げて
集客に活かす動画活用[事例10選]
学習塾の集客に役立つマーケティング戦術についてさまざまな手段を学習塾の集客に役に立つマーケティング戦術で紹介しましたが、ここでは「動画の活用」というテーマに絞って、他社がどのような動画を制作しているか実際の事例を見て、自社にも導入するべきかを検討していきましょう。
動画の活用に注目する7つの理由
詳しくはなぜ動画活用の注目度が上がっている?、ネット機器利用時間のおよそ半数が動画視聴時間でご紹介しているのですが、動画の活用に注目する主な要因は以下になります。
- 動画視聴時間がネット機器利用のおよそ半数
- 国内動画広告市場調査の伸び
- スマートフォンの普及と接触時間
- 動画活用機会の増加
- インターネットでの情報量の増加と消費能力
- 記憶への高い定着力
- 映像関連のテクノリジーの進化
東京都の塾・学習塾の動画活用状況
調査対象は東京都の塾・学習塾ランキング(2018年6月28日時点)に掲載されている1位から10位までの学習塾です。
10校のうち、9校は動画を活用しており、8校はYouTubeを活用していました。YouTubeを活用する理由もこの後考察していきますが、まずはそれぞれの学校の取り組みをご紹介します。
1位:東京個別指導学院
52本の動画がアップロードされており(2021年4月22日時点)、一番再生回数の多い動画は179万回の”ストレートトーク「辰巳先生」|東京個別指導学院”という動画でした。
“個別指導は、「講師力」で選ぶ。”から始まり、実際に現場で教えている講師の熱意や生徒との関わり方、東京個別指導学院の魅力などを語っているインタビュー動画です。
2位:個別指導の明光義塾
24本の動画がアップロードされており(2018年6月29日時点)、最多再生回数の動画の再生回数は150万回で、志望校合格を目指して生徒と講師がともに歩んできた姿を追ったドキュメンタリーになっています。テロップやナレーションはなく、合格・不合格という結果でおこる生徒と講師の「喜怒哀楽」だけで十分に視聴者の感情に訴求できています。
テレビCMでみたことがある動画もYouTuBeチャンネルに掲載されていました。
3位:個別指導塾のTOMAS
11本の動画がアップロード(2018年6月29日時点)されており、塾の紹介と講師募集の2種類の動画がありました。
最多再生回数は講師募集でしたが、この記事のテーマは塾の生徒の集客なのでテーマにあった動画を1つピックアップすると、サッカー日本代表に選出された武藤嘉紀選手の好きなことと勉強のどちらも両立できるというインタビュー動画でした。
4位:個別教室のトライ
10本の動画がアップロード(2021年4月22日時点)されており、最多再生回数の動画の再生回数は36万回で、テレビCMでお馴染みのキャラクターが、具体的な提供サービスやキャンペーンの紹介をしています。
5位:早稲田アカデミー
80本の動画がアップロード(2020年6月1日時点)されており、最多再生回数の動画の再生回数は326万回で、早稲アカブランドムービー「知らなかった自分が、そこにいた。」篇でした。
受験生目線で共感を喚起するような内容になっています。
6位:城南コベッツ
7本の動画がアップロード(2018年6月29日時点)されており、最多再生回数の動画の再生回数は3.2万回で16秒という短い尺で、伝えたいメッセージは文章で端的に表現しています。
7位:栄光ゼミナール
公式のYouTubeチャンネルはありませんが、テレビCMとその動画をVimeoという動画プラットフォームを使ってキャンペーンLPに埋め込んで活用しています。
動画、冊子、プレゼントなど一貫したトンマナでPRしていることがひと目で分かります。
生徒と年代が近いタレントを起用して、個別指導塾のメリットを紹介しつつ実感してもらうという体験型の要素も取り入れた訴求になっています。
8位:個別指導 スクールIE
ブランド統一の公式チャンネルはなく、それぞれの教室の裁量でチャンネルをつくり動画を公開しています。最も再生数が多い動画は太田市にある高林校の動画で、イラストを活用した塾の紹介になっています。
それぞれの学校でインタビューや勉強風景などさまざまな見せ方があります。
9位:代々木個別指導学院
代々木個別指導学院はYouTubeの公式チャンネルやほかの動画は見当たりませんでした。まだ動画活用には踏み込んでいない可能性があります。
10位:個別指導なら森塾
1本の動画がアップロード(2018年8月6日時点)されており、何の目的のためにどういう取り組みをしているかを紹介しています。
YouTubeを活用する理由
動画サービスにはYouTubeを始め、ニコニコ動画やVimeoなどさまざまなサービスがありますが、YouTubeが競合を圧倒する利用率になっています。ユーザーの多いプラットフォームを活用しない手はありません。
また、YouTubeは広告を出すことができます。栄光ゼミナールが使っているVimeoは2018年6月29日時点では、動画広告サービスはありません。
YouTubeの広告の種類
- TrueView 動画広告
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
この3つの種類があり、狙いや目的によって使い分けることができます。詳しくはに説明があります。
動画をみてもらうことで訴求するTrueView インストリーム広告
ネット接続時間で約半分の時間が動画視聴に使われているという調査から考えると、より活用されている動画プラットフォームで広告を出すことが効果的です。YouTubeで動画視聴してもらうことでPRをする広告フォーマットに「TrueView インストリーム広告」というものがあります。
TrueView インストリーム広告のメリット
- 比較的広告費用が安価
- 30秒以上視聴されたら課金されるので、30秒未満の再生は実質無料で再生される
- Call-to-ActionオーバーレイというYouTube外へのリンクを設定できる
TrueView インストリーム広告のデメリット
- 視聴者にとって興味がない場合、動画が再生されて5秒経過するとスキップすることができる
- 強制的に表示される広告に対して不快に思われる可能性がある
動画からコンバージョンへの動線をつくることができる
TrueView インストリーム広告のメリットであるCall-to-Actionオーバーレイは外部へのリンクを設定できるので、動画再生だけではできなかったお問い合わせやお申込みへの動線をつくることができます。
また、設定したリンクURLにパラメーターを付与することで動画の成果も計測できます。
動画広告1万回再生保証
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競合がまだやっていない新しい動画の活用
コンバージョンへの動線をつくるという視点で考えると、YouTubeよりも自由度が高く、ユーザー自身がクリックするポイントを選んでストーリーを進めていくインタラクティブ動画というものがあります。
以下の動画を見て触っていただくと分かりやすいと思いますが、物流業の採用動画で活用されている例で、インタラクティブ動画の中をクリック(タップ)してストーリーを選ぶことができます。
ユーザー自身が操作するということ自体が目新しく記憶に残りますし、動画閲覧中に求人内容を見せる動線もつくることができます。
この例にはありませんが、商品部分をクリックするとポップアップで商品説明が出たり、クーポン機能をもたせたりすることも可能です。詳しくはインタラクティブ動画の説明ページをご覧ください。
学習塾の集客施策にあった動画プラットフォームを選択しよう
ユーザーのライフスタイルに合わせて集客するにはYouTubeでの動画広告の活用が適していますが、LPや冊子・チラシのQRコードなどで動画を見せる枠が決まっている場合は、より印象的に記憶に残るインタラクティブ動画が最適でしょう。
競合がやっていることは自社でも取り組み、まだ競合がやっていない新しいことも取り入れて効果的な集客施策をやっていきましょう。
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