分析機能別
メールマーケティングツールの選び方
メールマーケティング関連のツールは多くのサービスが存在します。
シンプルさに特化したものから高度で複雑な機能まで、ツールによって特長がありますが「あまり使いこなせていない…」などと悲観している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大切はことは「目的や意図にあった使い方ができているか」です。
メールマーケティングツールには開封率を計測することができたり、マーケティング活動を自動化することができたりなど様々な機能がありますが、基本的なメールを送信するといった機能にはさほど大きな違いはありません。
それよりもメールを送信した後の「配信結果や分析に使えるデータがどこまでわかるか」によって、ツール選びも変わってきます。今回はそういった視点でメールマーケティングのツールの選び方をご提案いたします。
目的別に注目すべき3つの指標
メールマーケティングの結果を、どのレベルで把握したいかによって知るべき指標も変わってきます。目的別に何が指標としてわかればいいかをみていきましょう。
※ここでは、メールマーケティングツール内でできることに焦点を当てています。メールマーケティングツールと合わせて他のツール、例えばGoogle Analyticとの掛け合わせで実現できることもありますが、今回はあくまでツール単体の話になります。
【その1】メール単体の反応を知りたい
例えば、メールだけで完結するコンテンツでWebサイトなどのどこにもつながらないもの、もしくはWebサイトにリンクしても自社で分析や管理ができない場合は、「開封」と「クリック」に関するデータがわかれば他の機能は必要ありません。
ちなみに、もし自社で管理しているWebサイトへリンクした場合の行動や成果も知りたい場合は、URLにパラメータを付けることによって、Google Analyticsでメールより後の行動についても把握することができます。また、別途Google Anayticsで成果の定義などの設定が必要になってきます。詳しくは「URLパラメーターをメールマーケティングに活用しよう」の記事を参照してください。
【その2】誰がどのメールを開封してどのリンクを開いたかを知りたい
上記の「開封」と「クリック」がユーザー単位で把握できるツールもあります。これによって、ユーザーごとにどういうコンテンツに興味があるのかなどの傾向が把握でき、今後の個別のマーケティング活動に活かすことができます。
【その3】Webサイトでの行動まで把握したい
メールをクリックしてからのWebサイトでの行動を追えるので、問い合わせにつながる導線のどこまで行ったかを把握することができ、興味関心の度合いを計ることができます。近年よく耳にする「マーケティングオートメーション」と呼ばれるものは、だいたいこの機能を持ち合わせています。
ツール選びのポイント
メールマーケティングにもPDCAは必要です。分析ありきの戦略的なメールマーケティング運用を考えると高機能のツールに注目しがちですが、メールマーケティングで活用するコンテンツ制作や運用の体制にめどは立っていますでしょうか。
今後の施策に予算を立てられ理想的に行動できる状態なら問題ありませんが、現状のリソースが限られているのであれば、その制限の中で何ができるか、どこまでできるかを現実的なものとして明確にし、スモールサクセスを積み重ねてスケールさせていくのも一つの選択肢です。
無駄に高機能なツールに高額な費用を払うことは、費用対効果で良い数字は出ません。例えメールマーケティングで成果が出ていたとしても、費用対効果の悪いツール導入を推進した担当者の印象は悪くなり、今後のマーケティング活動の継続まで危ぶまれることになります。
弊社ではコンテンツの作成からメールの配信、分析、Webサイトを含めた包括的なサポートが可能です。もちろん部分的なサポートも可能ですので、これからメールマーケティングをはじめる方や、現状で成果に結びついていない方などの課題解決をお手伝い致します。お気軽にお問い合わせください。
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