マインドシェア向上に
メルマガを活用しよう
唐突ですが、ビジネスや教育関連の実用書を購入するときはどのようなプロセスをとりますか?
好きな漫画の続きものなどは待ち遠しくて迷わず買いますので特に購買プロセスはありませんが、インプットを目的とした書籍の場合、私はオンラインでもオフラインでも購入する前には、必ずといってよいほどまずアマゾンの口コミをみて判断します。もしオフラインの店頭での購入であれば、口コミに加えて目次や内容をザッと確かめてからレジに向かいます。せっかく購入するのですから、より有用な書籍を購入したいですよね。ちなみに、私は何かを購入するときは慎重派で、衝動買いをすることはほぼありません。
しかし先日、口コミも内容もわからない実用書を予約販売時点でアマゾンの欲しいものリストに追加して、その後まだ口コミも投稿されていない状態で購入してしまいました。自分でもビックリしてしまったのですが、この自分の行動はマインドシェアの占有率の大きさが要因だと思っています。そして、マインドシェアを大きくするために有効だったのがメルマガだったのです。
マインドシェアとは
「特定のブランドまたは企業が、消費者の心の中でどの程度好ましい地位を得ているかを比率の形で示したもの。一位挙名率や純粋想起率などの知名度シェア、購入意向率やイメージ得点シェアなどが用いられる。」とあります。もう少し噛み砕いていうと「ある特定の何かに対して、パッ浮かんでくる企業や商品、人物」になります。
たまたまショッピングモールで手持ち無沙汰になってしまい、スマホの充電も少ない状態だったのでネットサーフィンは諦め、何か本を買って時間を潰すかと軽い気持ちで書店に入りました。そして、テーマは特に決めずに、持て余した時間内にサクッと読めそうな本はないかと探しました。
そこで目に入ったのが”“という書籍です。「記憶力がもっとあればなぁ」などと願望を抱いたことは皆さんもあるのではないでしょうか?
実際に仕事の効率が10倍アップすることに期待したわけではなく、記憶力を鍛えれそうな内容がありそうで、アマゾンの評判をみても賛否両論はあるものの印象は悪くなく、手頃な金額と持て余した時間を潰せてちょうどよいと思い購入しました。書籍にワークがあったのですが、やってみると確かに効果があってよい書籍でした。そして、著者のことを知ってみたいと思うようになりました。
もっと知りたいと思い、メルマガに登録
その書籍の著者は宇都出 雅巳氏という方でご自身のWebサイトもお持ちで、無料メルマガ「記憶力が最強のビジネス・ライフスキルである」があったので登録してみました。平日はほぼ毎日メルマガを配信されており、毎回の配信メールを開封しているわけではありませんが、有益な情報を提供してくれており、仕事や学びに対するモチベーションを上げてくれます。
そしてある日、新刊の”“の予約販売の告知がありました。私自身、「脳力の向上」に興味があるのは自覚していますが、そのメールを見たときは特に脳力について困っているわけではありませんでした。しかし、一旦アマゾンの欲しいものリストに追加し、その後購入していました。
一般的な認知度を考えてみる
記憶力などの脳について専門性の高い人で思い浮かべる人はどなたでしょうか?私は、マスメディアへの露出が多い苫米地 英人氏や茂木 健一郎氏かなと推測しています。宇都出氏はTVなどのマスメディアでお見かけしたことはなく、All Aboutなどで執筆はされているものの、苫米地氏や茂木氏より認知度が高いとはいえないというところが現実ではないでしょうか。宇都出氏のことをけなしているわけではありません。
メルマガで築ける信頼
宇都出氏は私のことは知りませんが私は宇都出氏のことを知っていて、日々のメルマガの内容に有益性を感じており、一方的な信頼感を持っていました。「記憶術サクッとノート」を読んだ後にメルマガ登録をしていなかったらこの信頼感は持っていなかったでしょう。
そのメルマガのおかげで、この人がいっているんだから間違いない内容だろうと、安心して新しい書籍を購入できました。一般的な認知度が低くとも、メルマガを通して私の「脳力」という分野のマインドシェアを高めていたのです。
メールマーケティングは関係構築にも活用できる
メールマーケティングでやれることの一つに販促活動もありますが、企業や個人の考えや情報発信をメールで行うメルマガは、購読者からの信頼を得るタッチポイントになり得ます。近年はマーケティングオートメーションなどのテクノロジーの進化でOne To Oneのメールマーケティングが注目されていますが、一斉メールにも役割を持たせば十分価値のあるマーケティング活動になります。
また、既存顧客は新規顧客獲得をしてセールスをするよりも、コストパフォーマンスがはるかに優れているといわれています。一度お客様になっていただいた方とは、末永くお付き合いできるようになりたいものですね。
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