インフォグラフィック動画の
「伝える」力が高い理由 - レポート紹介
マーケティング戦略課の河島です。
私は英語にもっと慣れ親しむために英語多読ということをやっており、有名なウサギとカメの話も掲載されているイソップ物語や、芥川龍之介の杜子春を読む機会がありました。短編集なので一つひとつはとても短く内容も難しくないと思いきや、読み切るまでにとても時間がかかって疲れた記憶があります。
苦労した理由は、物語の背景にある暗に伝えたいメッセージを汲み取りながら読まないといけないからです。読み手の考える力を養うことができるのがよいところなのですが、もしかすると解釈の違いで伝えたいことが正しく伝わらないことがあるかもしれません。
動画でも同様にさまざまなストーリーがあり、どのように伝えるかで視聴者の理解が変わってきます。伝えたいことをより分かりやすく伝えるために有効な、インフォグラフィック動画についてご紹介していきます。
インフォグラフィックとは
インフォグラフィック(英語: infographics)は、情報、データ、知識を視覚的に表現したものである。インフォグラフィックは情報を素早く簡単に表現したい場面で用いられ、標識、地図、報道、技術文書、教育などの形で使われている。また、計算機科学や数学、統計学においても、概念的情報を分かりやすく表現するツールとしてよく用いられる。科学的情報の可視化にも広く適用される。
もう少し簡単な表現にしてみると、視覚的に分かりやすくなるように、整理された情報を図やグラフを使って伝える手段ということでよいと思います。
インフォグラフィックが効果的な7つの理由
インフォグラフィックが有効である理由を説明したデータがThe Power of Visual Content [Infographic]という記事にありましたので、一部をご紹介していきます。
- 脳へ送られる情報の90%が視覚である
- 視覚は文字よりも6万倍速く処理される
- 40%の人がテキストよりも視覚情報に対してよい反応を起こす
- 93%のコミュニケーションは非言語である
- 口頭のみのプレゼンテーションよりも視覚情報を利用したプレゼンテーションの方が説得される割合が17ポイント高い(口頭のみが50%で、視覚情報を加えた場合が67%)
- 人は視覚で得た情報の80%を覚えている(「読む」は20%、「聞く」は10%)
- インフォグラフィックはテキストの記事よりも30倍程度多く読むことができる
インフォグラフィックを動画にして得られるメリット
表現に動きをつけることができるので、伝えたいことがより伝わりやすくなります。漫画と映画を比較していただくと理解しやすいのではないでしょうか。
インフォグラフィック動画の事例
【スポーツ庁】数字で見る!訪日外国人からみる日本のスポーツツーリズム
インバウンド対策のキーワードとして注目されている「スポーツツーリズム」について解説しています。
REDUCE THE FOOD LOSS (リデュース ザ フードロス) 小さな食卓の大きな話
食品ロスの課題と、家庭でできる改善ポイントや工夫を分かりやすく説明しています。
日本国について2014年データ
2014年の日本国についての環境・経済・人口・財政・貿易などについてのデータを解説しています。
【東京都下水道局】みなさんは下水道についてどんなことを知っていますか?
下水道局の役割を説明する動画で、水の大切さを再認識させられます。マンホールは災害時にはトイレとして活用されるということは知りませんでした。
外国人が選んだ日本の観光名所トップ10-インフォグラフィック動画
インバウンドにおける人気観光地が、地図を活用したランキングで分かりやすく表現されています。歴史や文化に関する注目度が高いことも分かります。
分かりやすく明確に伝え、より興味を持ってもらうためのインフォグラフィック動画活用
上記で紹介した事例は、テキスト情報だけなら最後まで飽きずに観きることができるか心配になってしまいますが、情報やデータに関連するイラストを用いているので分かりやすさが向上しており、アニメーションと音声の効果でリズムよく最後まで観ることができます。
視聴者のちょっとした興味を膨らませて、新たな気づきや知識を提供できる機会を活かすために、インフォグラフィック動画は役立ちます。うまく伝わっていないことや人によってばらつきがある情報提供に、是非インフォグラフィック動画を活用してみてください。
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