オウンドメディア運用で
人手不足になる理由と解決策

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投稿者:河島 美津雄

オウンドメディアを運営するにあたり、人手不足で悩む企業は少なくありません。
オウンドメディアで結果を出すためには充実したコンテンツが大量に必要となるほか、定期的な更新も重要になります。しかし、人手不足となれば稼働率が不安定になり、コンテンツの質や配信に悪影響を及ぼすのです。

そこで今回は、人手不足に陥ってしまう理由やオウンドメディア運用に必要な役割、そして結果を出すための取り組みについて解説していきましょう。

オウンドメディア運用で人手不足になる2つの理由

人手不足だと感じる要因は大きく分けて2つになります。自分がどのパターンにおちいっているか、またおちいりそうかを知り、正しい解決策を取れるようにしましょう。

【その1】短期的なタスクの増加

キャンペーンや繁忙期などの時期的な要因で一時的にプロジェクトやタスク、作業量が増えてリソース不足になるパターンです。年間計画がある程度はっきりしていると他の業務との兼ね合いもある程度調整は可能ですが、社内リソースには限界があるのが現実で、業務負荷の増加は避けられない傾向です。

人的リソースの解決策

短期的なリソース不足には、バイトや派遣などの短期的な採用で解決できることがあります。また、専門性の高いものは、部分的にパートナーへの外注も活用するなど、一時的な負荷分散をしましょう。

【その2】運用ノウハウがない

これからノウハウを貯めつつ運用するというパターンです。恒常的に仕事が発生するので採用さえできればリソースの調整は不要ですが、実績のある人材の選考の経験がなく採用面で不安が残ります。未経験者を運用の担当者に指名した場合は、その担当者の学習コストもかかってしまい、時間と費用が懸念となります。

ノウハウ不足の解決策

オウンドメディアからの成果に必要な人材要件を明確にして、ブレのない採用を行うことでノウハウ不足は解消されます。その際は、これから自社でのノウハウを蓄積していくことに納得し、長期的な取り組みとして割り切ることが大切です。採用やノウハウ蓄積に対するコストなどの懸念がある場合は、外部に委託すると運用をより効率化することができます。

オウンドメディア運用に必要な役割

オウンドメディアの運用とは、単純にメディアを更新すればよいというものではありません。運用にはコンテンツディレクターやライター、編集者などのさまざまな役割が必要であり、それぞれが質の高い業務をすることで成果の生まれるオウンドメディアができるのです。

コンテンツディレクター

コンテンツディレクターとは、そのコンテンツの方向性や質における責任者となる職種です。コンテンツに対するビジネス理解が求められ、マーケティング戦略や戦術に最適なコンテンツをつくりあげていきます。
また、ツールを使った解析や分析、コンテンツの改善提案などもコンテンツディレクターの役割です。

編集者

コンテンツの企画立案や進行管理、ライティングの校正、校閲などを行います。そのため、コンテンツの品質は編集者次第だといっても過言ではありません。

ライター

その名の通りコンテンツのライティング(文章)をする職種で、コピーライターや特定の業界・分野に特化しているライター、取材に対応できるライター、写真撮影も兼務できるライターなど、人によって業務範囲が異なります。

弊社ではhitchというクリエイタープラットフォームを運営しており、特に専門性が求められるライティングについては社外のライターと専門チームをつくります。医療や士業など難易度が高くエビデンスが重要となるコンテンツについては、各領域の専門家や監修者をアサインすることも可能なので、どんな要望も実現が可能です。

デザイナー

コンテンツは文章だけでなく、図説やインフォグラフィックスといった視覚的な分かりやすさも重要で、これを担当するのがデザイナーです。WebコンテンツにおいてはWebデザイナーがコーディングを兼務することもあり、サイトの修正や更新を任せられる場合もあります。

映像クリエイター

映像制作においてはプロデューサーやディレクター、編集オペレーター、CGクリエイター、音声などのさまざまな職種が存在します。近年では動画の活用も積極的になっていますので、目的や映像表現に合ったクリエイターを選ぶようにしましょう。

専門家・監修者

医療やテクノロジー、金融などの難易度や専門性の高い内容を扱う場合、専門家や監修者と加えることで、スピーディーに信頼性の高い良質なオウンドメディアの運用をすることができます。また、専門家を加えることで「クライアントが発信したい情報」と「ユーザーにとって価値ある情報」が両立でき、企業の課題解決にも繋がります。

オウンドメディア運用で必要な4つの取り組み

オウンドメディアは運用するためにあるのではなく、成果を出すためのものです。そのため、思うように成果が出せないのであれば、運営の根本を見直す必要があります。
オウンドメディア運用で必須とされる取り組みは大きく分けて4つになりますので、怠っている点がないかじっくり確認してみましょう。

【その1】ビジネス成果の目線でオウンドメディアと関わる

これはオウンドメディアと成果を直結させて考えるということです。成果を出すためには読者の訪問数を増やさなければなりませんが、訪問者を増やすことが目的になってしまい、問い合わせは増えていないとなるとコストだけが膨れ上がってオウンドメディアを運用する意味がありません。サイトへの訪問数だけではなくコンテンツの質の向上にも努めて、「予算(コスト)」「KPI(重要業績評価指標)」「KGI(重要目標達成指標)」にも重点を置くようにしましょう。

KPIは目標達成に向かって適切にプロセスが実行されているかを示す数値となっており、一定期間を定めて計測するのが一般的です。たとえば、コンテンツに対する新規問い合わせ件数の目標を月間50件に設定したとしましょう。この場合、Webサイトへのアクセスが減ると目標達成が見込めなくなりますので、検索エンジンからのセッション数をKPIとし、Googleアナリティクスなどのツールを利用して達成レベルを随時チェックしていきます。

同時に、コンテンツの質を向上させて問い合わせ率を向上させることも重要です。コンテンツのどこで離脱しているかを調べられるヒートマップツールなどを活用して、ユーザーにとって分かりづらいところや興味・関心を喚起できない箇所については改善する必要があります。

また、KGIは売り上げや利益、課題などの達成レベルを示す数値です。どちらも、成果を出しているオウンドメディアには必ず取り入れられているマーケティング指標になります。

【その2】運用ツールの導入・レポート

オウンドメディアは各企業によって求める指標というのもさまざまです。そのため、自社のオウンドメディアに最適なツールを使用し、求めている指標を明確にすることが大切です。以下は弊社やお客様のオウンドメディアで利用しているツールとその特徴になりますので、ぜひ参考にしてみてください。

ツール名 特徴
Google Analytics Webサイトのアクセス状況がわかるGoogle提供のアクセス解析ツール
Google Search Console Google検索結果でのサイトの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つサービス
SiTest ユーザーのスクロールなどをヒートマップで解析する
Quant クリエイター能力の可視化や記事の読まれ方の解析ができる
EmmaTools AIがSEO・コンテンツマーケティング施策を最適化してくれるサービス
Keyword Mania Google Analyticsの「not provided」をを可視化できる
GRC SEOの検索順位がチェックできる
MIERUCA AIを利用して自動でSEO対策をしてくれるツール
パスカル 「ランキング分析」「競合分析」「SEO対策」「キーワード選定」ができる

【その3】編集会議

編集会議を定期的に行われている企業はどれだけあるでしょうか。オウンドメディアを運用するにあたっては担当者全員が同じ意思を持ってコンテンツづくりをする必要がありますので、編集会議がとても重要になってきます。進捗確認や新しい企画、改善点など建設的な議論でコンテンツの質を上げるために編集会議の導入をお勧めします。

【その4】コンテンツの改善

一度作成したコンテンツをそのまま放置している企業も多いですが、さまざまな情報が飛び交っている現代では常に最新の情報が求められます。そのため、コンテンツディレクターを中心にコンテンツをリライトしたり、SEO対策の見直しをしたりすることも重要です。
特にSEO対策についてはSEOのノウハウと検索エンジンのトレンドを常におさえておくことで、本質を捉えたホワイトハットSEOが実現し、検索順位の上位表示が可能となります。

また、そのほかにも業界の流行・時節・時事といった要素や、これまでの運用データの解析などを行い、コンテンツ企画に反映することで改善に繋げます。

「運用」は手段で、目的は「成果」

オウンドメディア運用で人手不足に陥る原因は、大きく分けてキャンペーンや繁忙期などによる一時的なものと、運用ノウハウがないという長期的なものの2種類に分類できます。
いずれも自社で解決することは可能ですが、「運用」が目的になっていては意味がありません。専門性の高い人材を確保したり、ノウハウを蓄積したりするには時間とコストがかかりますので、「成果」を出すためには外部の知見とリソースを活用することも検討してみましょう。

弊社では、プロジェクトチームによる多彩なソリューションを取り揃えており、新規のオウンドメディア構築はもちろん、サイトのリニューアルやCMSの選定、プランニング、アカウント運用・改善などの部分的なサポートも行っています。各分野に特化した質の高いライターや専門家、監修者の対応も可能なため、各企業のビジネスを理解したうえで貴社のオウンドメディアの成果をサポートすることができます。お困りごとがありましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

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河島 美津雄

マーケティングプランナー

お気に入りのマーケティングメソッドは「インバウンドマーケティングメソドロジー」。Webディレクション、Webデザイン、フロントエンドエンジニアもやっています。ちなみにこのWebサイトも構築しました。人見知りのくせにセミナー登壇などもやったり。

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