ユーザーとコンテンツに向き合い
Web広告に頼りすぎない体質を
webの広告を活用する場合、ランディングページ(LP)に流入させるようにすることがよくありますが、「あなたのお悩み、◯◯を使えば解決できます!」といった、どちらかというと内容に偏っていることが多くないでしょうか?
広告やLPを活用することは悪いことではありません。潜在的な新しい課題の気付きの機会を与えてくれることもあり、見た人にとって役に立つこともあります。
ただ、広告のデメリットは広告費を掛け続けないといけないという、広告出稿側のランニングコストの問題があります。
もし、広告費を掛けれない状況になったり広告単価が上がってしまったら、どうされますか?
自分自身で広告を取り巻く環境をコントロールすることは不可能です。
広告を配信する会社も嫌う不適切な広告
Googleの主な収益源の一つとして広告収益があります。広告を出してもらえば出してもらうほど利益が上がるのです。そんなGoogleですら自社で提供しているchromeというwebブラウザでは、不適切な広告をブロックする機能を導入予定です。
近頃、他のwebブラウザでも一部の広告をブロックする機能を追加するなど、広告に対するユーザーへの配慮もみられます。それだけ、ユーザーが見たくないときに押し付けられる広告に対する印象が悪くなっていることが分かります。
当たり前ですが、知りたいときに知りたいものが見れて必要な情報が知れるというのがベストです。
この当然のことが分かっているにも関わらず、広告を通して自分からわざわざ嫌がられることをする必要があるでのしょうか。
ユーザーが知りたいときはいつか
それは調べものをしたいときではないでしょうか。何を使って調べものをするかは人によって違いますが、シーンに合わせて必要な情報を出してくれるものを選択するはずです。Google検索がすべてではありません。TwitterをえらぶこともあればInstagramのときもあるでしょう。文章でみたいともかぎりません。画像でみたいかもしれませんし、最近話題のAIスピーカーから発せられる音声が最適なシーンもあるはずです。
ユーザーが知りたいことは何なのか
ユーザーにとって有益な情報を発信できているでしょうか?それを知るには、ペルソナを作ってみることをおすすめします。ペルソナとは自社の顧客や統計の情報などにもとづいた、商品やサービスを利用する上での理想的な人物像のことです。
この人物像にとって有益な情報が、質のよいコンテンツとなります。当然、人によっては意見が違うので賛否両論はつきものです。万人に向けてよいコンテンツをつくるのではなく、向き合うのはあくまでもペルソナです。軸をぶらさないように気をつけましょう。
小手先のSEOテクニックよりも、量よりも質を大切に
Googleの検索エンジンは、検索の精度を上げる取り組みが行われているので、小手先のSEOは効果がなくなってきています。仮にSEOで上位に表示されていても、ユーザーが欲しい情報でなければ成果はうまれません。Google検索以外でも同じことがいえます。
見てもらいたい人に見てもらえているか
SEOで上位にされることはもちろんよいことです。ただ、見てもらいたい人に見てもらえているでしょうか?
Google検索を使って自社のwebページを見ている人がどんな人かを知ることは困難ですが、Twitterではフォロワーがメインの閲覧者です。お使いのアカウントのフォロワーはペルソナのような人物でしょうか?アクセス解析データのPVやユニークユーザー数が多ければよいとは一概には言えません。
マーケティングでユーザーとコンテンツに向き合う
広告もマーケティングの一つの手法です。ただ、ユーザーの知りたいタイミングや知りたい内容と噛み合っていなければ、ポジティブに捉えてもらえないでしょう。
ペルソナにとって価値のあるコンテンツは何なのか、また、広告のコストに左右されずにコンテンツを届けるにはどうすればよいかについてなど、引き続いて書いていこうと思います。また続編が投稿されましたらご覧ください。
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