レビュー型コンテンツで
商品の魅力を伝えるには?
はじめまして、ライターのりんたろうです。
近年はスマートフォンの普及によって一般消費者による情報発信が活発化し、レビューサイトやSNSなどを見れば、簡単に商品の評判を知ることができるようになりました。いまや企業が打ち出す一方的な広告よりも、実際に使用したユーザーの評価のほうが信頼できると考えられ、一般消費者にとって有益な情報となっていることは間違いありません。
このような背景を踏まえ、自社商品のマーケティング施策の一つとして「レビュー型コンテンツ」を制作してみたいと考えている企業様も少なくないでしょう。もしくはメディアを運営されている企業様で、商品レビューのコンテンツを充実させていきたいというケースもあるのではないでしょうか。
弊社が運営する歯科系オウンドメディア「Ha・no・ne」はまさに後者の例に当てはまり、私は巷でウワサのプチプラ歯科グッズをレビューする連載記事を担当しています。
実際に掲載されている記事の例はこちら。
今回は、私自身が実際に「Ha・no・ne」で行っていることを参考に、商品の魅力が伝わりやすいレビュー型コンテンツをつくるにはどのような工夫が必要なのかをご紹介したいと思います。少しでもお役立ていただけたら幸いです。
「サムネイル画像で人を引き寄せろ」の巻
どんなに有益な情報を発信していたとしても、それが読まれなければ意味がありません。何らかのメディアに掲載する場合、毎日いろいろな記事が投稿されるなかで、その他の記事に埋もれてしまっては元も子もないですよね。
つまり、まずは記事の存在自体が多くの人の目に留まるようにする必要があります。そこで工夫したいのが「サムネイル画像」です。「人が得る情報のうち87%は視覚によるもの」とまでいわれるように、Webにおいてもファーストインプレッションはかなり重要。“記事の顔”であるサムネイル画像には、工夫を凝らす必要があるでしょう。
飲食店に例えるなら、記事の内容は「料理」、タイトルは「店名」、そしてサムネイル画像は「店構え」といってもよいかもしれません。どんなに美味しい料理を出して立派な店名を掲げていたとしても、店構えがボロボロでは相当な名店でない限りお客さんも入りませんよね。
そこで私が「Ha・no・ne」の記事群のなかで目立つために参考にしたのが、「YouTuber」です。実際に有名なYouTuberが投稿する動画のサムネイル画像を見ていただければわかりますが、だいたい以下のような共通点がありました。
- 人が出ていること
- 大きな文字が入っていること
- 目立つ配色になっていること
これらのポイントを踏まえたうえで、制作したサムネイル画像がこちらです(上段右・下段中)。
目を引きやすい配色と文字の効果で、目立たせるだけでなく、直感的に「何について書かれた記事なのか」をわかりやすくしています。
「顔出しによる信頼感」の巻
いうまでもありませんが、商品レビューに写真・画像は必須です。どんなに詳しく「この商品は○○な効果があって、使ってみると△△でした」と語っていても、視覚から得られる情報量にはかないません。商品のパッケージ・中身・使用方法や使用前後の様子など、なるべく写真を多く入れるようにしましょう。
また、「人の顔を出す」のも意外と重要です。近年は野菜などの農作物でも、パッケージや売り場に生産者の顔写真を出しているケースが増えていますが、これは生産者の見える化によって消費者の信頼を得るという意図があるようです。これは商品レビューにおいても同じことがいえます。
つまり、発信者の顔を出すことによって、「不特定多数の人に対して顔を出すというリスクを背負っているのだから、こちらを騙すはずがない」という“シグナリング”のような効果を発揮してくれるのです。もちろん記事の内容に説得力を持たせることも大切ですが、情報発信者としての信頼感をより高めるためにも「顔を出す」ことの効果をうまく利用するとよいでしょう。
「メリットとデメリットの両面を紹介する」の巻
レビュー型コンテンツを制作する際に、陥りやすい盲点がこのポイントです。商品の魅力を伝えたいあまり、ただ褒めちぎるだけの内容になってしまっていませんか?
人は都合のよい情報だけを提示されると、かえって警戒してしまうものです。レビューでは商品のメリットを伝えると同時に、デメリットも伝えるようにしましょう。
これを「両面提示の法則」といいます。両面提示の法則とは「メリットだけを紹介するよりも、デメリットを併せて紹介した方が信頼感や好感度はアップする」というものです。デメリットも紹介することで、受け手は「親身になってくれている」「誠実な説明をしてくれている」と感じられ、信頼度や好感度が向上します。
そうはいっても、とくに自社商品を紹介する場合、デメリットを強調するわけにはいきませんよね。そのようなケースでは、かなり限定的な場面でしか起こりえないデメリットを紹介するという手が有効です。「通常なら問題ないけれど、まれにこういう場面では不都合があるかも」というレベルであれば、消費者の購買意欲に大きく影響を与えることもないでしょう。
「個性が価値につながる」の巻
冒頭でも触れましたが、SNSなどの普及にともなって世の中に情報があふれている状態です。情報が氾濫する時代に「どこにでもあるレビュー」にしないためには、文章の内容だけでなく、記事の個性が重要になります。ただ商品の特徴や感想を並べただけでは、投稿サイトに書かれたレビューと変わりがありません。
私の場合、“仮面ライター”としてキャラクター設定を行うことで、記事の個性やトンマナを意識したコンテンツづくりをしています。いきなり記事を書き始めるのではなく、初めに他の記事と差別化できるポイントを明らかにしておくと、より価値のあるコンテンツに仕上がるはずです。
まとめ
レビュー型コンテンツ制作の肝となるのは、「いかに読み手に信頼感を与えて、読み応えのある記事にできるか」です。ぜひ今回ご紹介したポイントを意識して、読み手に役立つコンテンツづくりを実践してみてください!そして“仮面ライター”へのレビュー型コンテンツ制作のご依頼もお待ちしております(笑)!
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